地域包括ケア病棟について
入院治療について
患者さんやご家族と十分な話し合いをし、主治医、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフ・在宅復帰支援担当者などが協力して、効率的かつ積極的にリハビリや在宅支援を行っていきます。また、退院後の生活に直結した専門職支援として、院外の医療従事者(地域の訪問診療医や訪問看護師、ケアマネジャーなど)との情報交換を行います。
入院対象の方
急性疾患の治療後に病状が安定した患者さんが、在宅や介護施設で安心して生活できるようにするために、治療やリハビリを中心に行う「在宅復帰に支援」が必要な方が対象です。
入院対象の患者さんの例
- ❶急性期治療を経過し、病状は安定したが退院に向けてもう少し経過観察が必要な方。
- ❷在宅復帰へ向けて、在宅療養するための訓練や準備が必要な方。
- ❸在宅療養していたが、状態が一時的に悪化し、入院治療が必要になった方。
- ④在宅介護・医療を受けられている方の介護者の休養を目的とした短期入院(レスパイト入院)。
短期入院が可能な患者さん
医療処置が必要で、介護保険によるショートス テイの利用が困難な方に限ります。
- がんの疼痛管理が必要な方
- 点滴が必要な方
- 夜間も吸引が必要な方
- 褥瘡の処置が必要な方
- 胃ろう、経鼻での栄養管理が必要な方
- 在宅酸素療法を実施している方
- 気管切開をしている方 など
- ○入院期間は、原則10日程度です。
- ○自宅に退院される方に限ります。
- ○この他、入院期間等の条件が❶~❸の方とは異なります。詳細は、お問い合わせください。
入院期間
入院期間は状態に応じますが、30日程度が目安になります(最長60日)。期間内でも病状が安定し、在宅等へ復帰の準備ができたら退院となります。
入院費用
リハビリテーション料、投薬料、注射料、処置料、検査料、画像診断料、入院基本料など、入院中に必要な処置にかかる費用のほとんどが含まれています。「地域包括ケア病棟入院料Ⅰ」を算定。
【入院費に含まれないもの】
食事代、病衣、オムツ代、差額ベッド費など保険診療対象外となるものは別途料金が必要です。