訪問診療は、ご自宅や高齢者向けの施設などに、医師が定期的にかつ計画的に訪問して、診療、治療、薬の処方、療養上の相談、指導等をを行う医療サービスです。

通院が困難な方が定期的な診療により、予測されるリスク（転倒、寝たきり、肺炎、褥瘡（床ずれ）の予防）を回避し、入院を未然に防止することにつながります。
また、定期的な診療や栄養状態の管理により、容態悪化の予防や施設にいながらの長期療養も可能になります。

患者さんやご家族の方からご相談を受けた時点で、これまでの病歴、現在の病気、病状などを詳しく伺うとともに、関係医療機関などから情報収集を行った上で、診療計画、訪問スケジュールを立てます。
また、地域のケアマネージャーや介護施設など他職種とも情報共有や連携をとり、包括的なケアで適切な在宅医療の環境作りを共に行います。