点滴療法とは

ビタミン、ミネラルをはじめとする栄養素や、体内に存在する有効成分などを点滴によって静脈内に投与することで体を本来の状態や望ましい状態に保つことを目的とした治療法です。
抗酸化作用、免疫力アップ、代謝改善などの作用によって、さまざまな症状に効果が認められており、欧米では以前から統合医療、アンチエイジング医療として広く行われています。特に、ビタミンCについてはノーベル化学賞を受賞したアメリカのライナス・ポーリング博士がガン治療にも有効であると発表して以来、様々の研究がつづけられており、今ではガンの代替治療として、抗ガン作用だけでなく、抗ガン剤治療の副作用軽減などに高濃度ビタミンC点滴療法が行われています。

経口ではだめなの?

サプリメントを経口で摂取しても小腸からの吸収には限界があります。これに対して点滴や注射は、血管内に直接投与することにより全身に速やかにくまなく栄養がまわるため、栄養素としての補充による作用だけでなく、血中濃度を急速に上げ、抗酸化や抗ガン作用などの薬理作用を期待することができます。